
旧地蔵院(重要文化財)は当山四十八ヶ坊あった塔中の内、唯一残ったもので今は庫裏としてつかわれています。
建物は室町時代の書院造りの様式を残しています。また同時代の美しい庭園があります。池の中の島を亀、五葉松を鶴に見立て鶴亀庭園と称します。
老松は姫五葉松でその樹齢は四百五十年です。すでに幹は無く、中は空洞です。
皮一枚のみで四百五十年の樹齢を保っています。
これは旧地蔵院延命殿に祀られている御本尊が長寿のご利益のある普賢延命菩薩であり、その御利益を真ん前で真面に受けて長寿の樹齢を保っています。
その噂を聞きつけて、県内外から多くの方から信仰を集めている普賢様であります。


白い像に乗った普賢延命菩薩
旧地蔵院の御本尊
(大和十三仏霊場第4番)
延命さんの呼称で親しまれております。通年公開しておりますので、長岳寺にお越しの際はぜひ延命さんにも手を合わせてください。