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地獄絵図の解説
閻魔

閻魔王は亡者死後五週間目(五・七日忌)に裁判を行う裁判官です。ここでの取り調べが最も厳しく、もし嘘をついても浄玻璃(じょうはり)の鏡に罪が映しだされます。元々,閻魔はインドの死の神ヤーマであり中国に渡り閻魔王となりました。本地は地蔵菩薩です。

叫喚地獄

地獄の猛火で罪人が焼かれている場面です。不飲酒の戒を守る人に騙して酒を飲ませた者がこの地獄へ落ちると言います。

刀葉林

獄卒に追われた罪人がこの木の下に至ると、樹上に絶世の美女がおり、罪人に向かって「汝、如何で此処に至りて吾を抱かん」と罪人を誘惑します。喜んだ罪人は争って木を上っていきます。 しかし、木の葉は鋭い刃物となっており罪人の身体を切ります。罪人の自分の欲望によって自らの身や心を傷つける地獄です。

修羅道

六道の内の修羅道です。争い事の好きな者や、自ら争いを起こして命を落とした者がここに落ちると言います。ここでは阿修羅の手下となって日々争いに明け暮れ、その争いには必ず負け、戦いによって身体を切り裂かれるといいます。図中、赤い球(太陽)と白い球(月)を捧げているのが阿修羅です。

絵解き

(平成11年5月28日、国立能楽堂で行われた特別公演にて)

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