当寺のすぐ横に無料休息所、「トレイル青垣」があります。山の辺の道の散策案内や鳥や草花の紹介、黒塚古墳をはじめ天理市内で調査発掘された文化財等も展示しています。

南は三輪山のふもとから、北は春日山のふもとまで、奈良盆地の東端を山々の裾（山の辺）を縫うように通っているのが、山の辺の道（やまのべのみち）です。8世紀の初めには官道としてこの道が出来ており、日本最古の道といわれています。当寺もこの道沿いに位置しています。

当寺から、国道169号線を挟んで西方に黒塚古墳があります。黒塚古墳は古墳時代（3世紀後半から4世紀）の古墳と推定され、前長は現状で132メートルの全方後円墳です。平成9、10年の発掘調査で長大な竪穴式石室と33面もの三角縁神獣鏡など副葬品が発見されました。現在古墳は柳本公園の一角にあり、隣接する展示館には複製の石室、神獣鏡等が展示されています。